それぞれのチューンパーツを購入。リールを分解しパーツを交換する。

リールを分解、清掃等したことがある人はなれているので問題ないかもしれないが、分解時に各部品の紛失、破損には十分注意してほしい。リールには細かな部品が多くつかわれておりネジの落下、スプリングやEリングなど弾みで飛びやすく紛失しないようにしたい。また外した部品は元通りに組み立てられるように部品を整理して並べたり写真に残す。分解図を見ながら組み立てられると間違いが少なくなる。くれぐれもギヤやワッシャーなどの順番や表裏を間違えないようにしよう。

パーツ交換の候補、交換したパーツ

私のパーツ交換の候補は以下の通り。それぞれの説明はあくまでも主観で書いている。

(1)スプール、ブレーキ

純正は深溝スプール。重いルアーは投げられるが軽いルアーはなかなか飛ばない。

軽量の浅溝スプールを装着し初速を上げることでトラウト用の軽いルアーが投げやすくなる。

今回交換した部品は

「Avail/アベイル ABU Ambassadeur 1500C用浅溝軽量スプールMicrocast Spool AMB1540R:溝深さ4.0mm」

を使用。同ラインナップには「AMB1520R:溝深さ2mm」およびPE用の「AMB1520R PE:溝深さ2mm」があるがラインキャパを考慮してAMB1540:溝深さ4mmを選択した。

写真 左:純正スプール 深溝で重量あり。2点遠心ブレーキを備える

   右:AMB1540R 軽量浅溝のスプール。4点遠心ブレーキかマグネットブレーキを選択可能

当製品では4点遠心ブレーキかマグネットブレーキもしくは純正の2点遠心ブレーキを装着できる。ブレーキは好みの部分であるが私個人的には軽量ルアーを扱うときにマグネットブレーキのほうが安定感がありトラブルが少ないように感じている。今回はマグネットブレーキを選択した。

マグネットは4つ。ブレーキの効きはマグネットの離着で設定できる。

下の写真はマグネットブレーキのユニットを装着した状態

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(2)ベアリング

スプールの軸受けの両側にあるベアリング。スプールを支える位置にあり、もちろんスプールの回転に直接影響する。

ベアリングは様々なメーカーからも出ている。評判のよさそうな「HEDGEHOG STUDIO かっ飛びチューニングキットAIR」を選択。スプール軸受けの2箇所のベアリングを交換した。

ハンドル側のベアリング(写真真ん中)と反対側はスプールにベアリングを装着(当スプールはスプール自体にベアリング、コグホイールのギアを装着できる。本体でもよい。どちらでもあまり変わらないらしい)

(3)コグホイール

アンバサダーはクラッチのON、OFFにかかわらずスプールの回転とレベルワインダーが連動する。スプールの回転をレベルワインダーに伝えているのがこのコグホイールである。回転性能が大きく影響する。順番に交換していったところこのパーツ交換で回転性能が向上した。

使用したパーツは「Avail/アベイル ABU#5152コグホイールの互換品」

見るからにわかる肉抜きによる軽量化に加え、純正パーツにはないボールベアリングを採用。純正部品に対して回転性能は比にならない。

写真真ん中は交換前(純正)。右が交換後。明らかな差がある。

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(4)ピニオンブッシング

クラッチのON、OFFをスムーズにする。直接スプールの回転には影響しないが一投ごとのストレスの軽減を期待する。

しかし今回の交換ではあまり差を感じなかった。実釣での使用感に期待。

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(5)ウォームシャフト

前述したがレベルワインダーはスプールの回転と連動するため回転性能に影響するパーツ。レベルワインダーを動かしているのがこのウォームシャフトだ。純正のウォームシャフトはベアリングはない。今回は2ベアリングの製品を選択し回転性能を向上、さらに軽量化をはかる。

パーツは「Avail アルミウォームシャフト WS-15C 1500C用」を使用。

(6)ハンドル、スタードラグ

飛びには関係ないがリトリーブの感覚と見た目が大きく変わるのがハンドル。このリールにあうハンドルを現在探しているところ。当分は純正で行く予定。

ABUの渓流チューン第一弾完成

とりあえず渓流で使用できる状態に持って行くことができた。あとは実釣を待つのみ。

完成したABU Ambassadeur1500C IARはこちら。見た目はスプールだけの変化だが空回しした感じはかなりスムーズになっている。軽量ルアーも飛びそう。 

【釣り具メンテナンス日誌】Abu Garcia Ambassadeur(アブガルシア アンバサダー) 1500C IARのチューンアップ 渓流使用への挑戦-1 – 釣りバカの田舎暮らしチャンネル (1091turibaka.com)